平安末期のさすらいの歌僧、西行が伊勢神宮に参拝された時の歌

なにごとの おはしますをば  しらねども

かたじけなさに なみだこぼるる

 

<西行法師> 本名佐藤義清(のりきよ)。

 

この歌は、西行さんが「伊勢神宮」に参拝された時の歌です。

伊勢神宮の神さびた神秘の杜の雰囲気に深く感動し、かつ驚き静寂の中に凛とした目には見えないもの、耳にも聞こえない不可思議な力に深く胸を打たれた。その時の気持ちを詠んだと言われています。